将来の発生が確実視される南海トラフ巨大地震などの災害に備え、南あわじ市は比較的簡単に設置できる「木質耐震シェルター」や「防災ベッド」の購入費用を最大25万円補助する事業を7月から始めた。市役所本庁舎1階に防災ベッドの見本を展示し、PRを進めている。

「耐震シェルター」は既存の建物の1部屋に箱形のシェルターを組み込んで、部分耐震化する工法。市が「上限25万円」としている木製タイプは低価格で工事ができる。「防災ベッド」はベッドの周囲を鉄製フレームでガードし、家屋が倒壊しても支えになる仕組み。約6トン~約25トンの重さに耐えられるという。小型の木製耐震ベッドもある。