島に戻れる日が遠のくのではないか。鹿児島県の口永良部島・新岳が再び噴火した18日、住民の多くが身を寄せている屋久島では、避難の長期化を心配する声が上がった。口永良部島では全域停電も起き、屋久島町は情報収集に追われた。

屋久島では、避難所解消を目指して公的住宅への移動が始まっており、仮設住宅の計画も進んでいる。妻と公的住宅に移った渡辺森保さん(69)は「帰島が遠のいた」とため息交じり。「噴火はしょっちゅうあるから心配していない。早く帰りたい」と付け加えた。