渡来系氏族東漢(やまとのあや)氏の氏寺とされる明日香村の檜隈(ひのくま)寺跡で、講堂と金堂をつなぐ回廊の外側から、飛鳥から奈良時代ごろの古代の建物跡が出土したことが分かった。調査した奈良文化財研究所が平成27年度の研究紀要で報告した。寺に伴う施設跡とみられるという。

建物跡が見つかったのは金堂跡の東側で、規模は東西約3メートル、南北3・6メートル以上。南北に長い建物だったとみられる。