開創1200年を迎え、外国人観光客からも注目を集める高野山の宿坊の景観を保とうと、県は今月から、宿坊の木造化推進のための相談窓口を建築住宅課と伊都振興局に設置した。宿坊の新築・改築について、木造のままで建築基準法を満たす方法などを建築士の資格を持つ職員がアドバイスする。

高野山の宿坊では、歴史を感じさせる木造建築での勤行体験や精進料理などが国内外の宿泊者に人気を集めている。しかし、県建築住宅課によると、宿坊は「旅館」のカテゴリーにあたる。