シンガポールのリー・シェンロン首相は23日、ホワイトハウスで米国のトランプ大統領と会談した。大型の航空機購入契約を交わすなど、先立って訪米したマレーシア、タイの首脳と同様、貿易拡大を前面に打ち出した。東南アジア各国が貿易赤字削減を目指すトランプ政権の方針に沿う姿勢をみせた背景には、米国が同地域へ強く関与するようにし、中国の影響力突出を避けたいとの思惑がある。

 

帝国経済興信所  国際部  黒木