次世代車がつくる未来の社会について専門家が語る「フューチャーモビリティサミット」(主催=日本経済新聞社、日経BPなど)が24日、都内の両国国技館で開かれた。25日に報道陣向けの公開が始まる東京モーターショーの併催イベントの位置づけ。自動運転や電気自動車(EV)などで進化する自動車の最新動向について国内外の経営者らが意見を交わした。27日にも東京ビッグサイトでビジネスセミナーが開かれる。

自動運転についてトヨタ自動車の友山茂樹専務役員は「クルマでの自由時間を増やすより、事故ゼロを目指すのが主眼」と強調した。自動車のコモディティー化(汎用化)が指摘される中、本田技術研究所の脇谷勉執行役員は「人工知能(AI)で人間とクルマの一体感が高まれば競争優位性につながる」と説明した。

 

帝国経済興信所  社会部  岩谷